越境学習の聖地・浜松がスタート!ハマエツのキックオフを開催しました |ハマエツ 読み込まれました

越境学習の聖地・浜松

越境学習の聖地・浜松がスタート!ハマエツのキックオフを開催しました

学びを起点とした人材育成と地域の活性化を目指す「浜松越境学習推進協議会(以下、ハマエツ)」は、その設立を記念して2024年6月19日(水)にキックオフイベントを開催しました。

ハマエツは、浜松を越境学習の聖地として確立し、ビジネスパーソンが所属する組織の枠を超えて学びあう文化を醸成します。キックオフイベントの当日は、浜松市の中野祐介市長をはじめ、多彩なゲストが登壇。越境学習の効果や導入事例、浜松における越境学習の可能性などを語りました。

この記事では、当日の様子をダイジェストでお伝えします。


中野市長が語る「やらまいか精神」あふれた東西の結節点、浜松の可能性

東海道のほぼ真ん中に位置する静岡県浜松市は、じつは隠れたビジネス資産に恵まれた東西交流の結節点です。

この地が越境学習の聖地になる意義について、浜松市の中野祐介市長がオープニングトークを飾りました。

中野市長:浜松は、東西の文化と経済が結節するまちであり、よそ者を拒まない寛容性があります。「やらまいか精神」と呼ばれるチャレンジの気概にも恵まれ、古くは徳川家康が江戸260年の安定の礎を築いた場所としても有名です。自動車、楽器、光をはじめとする数々のベンチャーがグローバル企業へと成長しました。

浜松は日本で2番目に広大な市域を持ち、海、川、山、湖といった自然環境の多様性に富みます。一方、約80万人の人口を擁し、中部地方では名古屋に次ぐ第二の都市でもあります。

都市部から沿岸部、農業の盛んな平野部、中山間地域までを一市に抱くことから「国土縮図型都市」とも呼ばれ、浜松で持続可能なモデルを確立できれば、日本全国の課題解決に役立つと期待されます。

近年は、人口減少をはじめとする社会課題に向き合うため、官民連携による共創の機会も広がりを見せています。さらに、首都圏と関西圏からいずれも新幹線で1時間半ほどとアクセスも抜群。

そんな浜松は、ビジネスパーソンの越境学習に最適なフィールドだといえるのではないでしょうか?

中野市長:市としても、皆さんの枠組みや垣根を越えた新しいチャレンジをますます応援していきたいと思っています。ぜひ、浜松に越境してみてください。ここ浜松で学び、共創し、世界に羽ばたいていきましょう。

アウェイの「衝撃」が人材を育てる、越境学習の効果とメカニズム

つづいて、越境学習研究の第一人者である法政大学大学院政策創造研究科の石山恒貴(いしやま・のぶたか)教授をゲストに迎え、越境学習の可能性を探ります。モデレーターは、ハマエツ設立メンバーの一人で作家・企業顧問の沢渡あまねさんです。

プロフィール|沢渡 あまね

あまねキャリア株式会社 代表取締役CEO
作家・企業顧問/ワークスタイル&組織開発。『組織変革Lab』『あいしずHR』主宰。

あまねキャリアCEO/NOKIOO顧問/大手企業 人事部門・デザイン部門ほか顧問。プロティアン・キャリア協会アンバサダー、DX白書2023有識者委員。400以上の企業・自治体・官公庁 で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。著書『新時代を生き抜く越境思考』『「推される部署」になろう』『職場の問題地図』ほか。#ダム際ワーキング 推進者

沢渡さん:今日は、なんと!愛知や首都圏のほか、遠くは沖縄、三重、山口など、全国各地から約70名の参加者が集まり、非常に“カラフル”な場になりました。

そこで、まずお聞きしたいのですが、「皆さんの組織は、カラフルですか?」

いつもと同じ集団、仕事に身を置いていては、正解のない時代に新たな価値を生み出すことはできません。私も長年、組織開発を支援してきましたが、人の意識や行動を変えるには、その人の環境を変えて、見える「景色」を変えるのがもっとも効果的だと思っています。そして越境学習は、景色を変えるのに打ってつけの施策です。

ハマエツのコピーより

では、越境学習とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか? 石山さんは「ホームとアウェイを行ったり来たりする学びの形」だと説明します。

プロフィール|石山 恒貴

法政大学大学院政策創造研究科 教授
浜松越境学習推進協議会 顧問

博士(政策学)。NEC、GE、ライフサイエンス会社を経て、現職。人的資源管理・組織行動を研究。日本キャリアデザイン学会副会長、人材育成学会常任理事 主著:『カゴメの人事改革』『越境学習入門』『日本企業のタレントマネジメント』『地域とゆるくつながろう』『越境的学習のメカニズム』

石山さん:ホームは、よく見知った人たちがいて心地よく仕事を進められますが、刺激が少ない場所です。一方のアウェイは、見知らぬ人ばかりで居心地が悪く感じられますが、挑戦の機会や気付きを得られる場所です。

ホームとアウェイを行き来することで、学習者の専門性や主体性が育つのが越境学習です。そして、越境学習が人材育成と組織変革に有効なのは「葛藤」のプロセスがあるからだ、と石山さんは続けます。

石山さん:アウェイでは自社の常識が通じないので、いやおうなしに自分の「分かったつもり」に気づかされます。越境先で何気なく言い放ったワードが実は社内用語であり、相手と話がかみ合わない……といったことは日常茶飯事です。このような「衝撃」を得ることが学びの第一歩として大事で、自己変革のきっかけになるんです。

越境学習者が衝撃を受けたあとは、自分の貢献できるポイントを見つけるために、とにかく行動するしかありません。まず、越境先の置かれた状況を俯瞰するために、越境先の人たちと対話するなどして情報を集めます。そこから、自分の持てるリソースをフルに動員し、課題解決に動いていくことになります。

越境学習者はこうしたプロセスを経て、バックグラウンドの異なる人たちと共創できる人材へと成長していくのです。

石山さん:不確実性の高い時代に新しい価値を生みだすためには、新しい発想や新しい視点が必要です。イノベーター人材は、試行錯誤を繰り返し、多様な人から力を借りて課題解決に挑まなければいけない。そうしたチャレンジを支援するためには、しがらみの少ないアウェイの環境の方が向いています。

さらに、越境学習でイノベーター人材が育つ背景には、次の3つの特徴があるそうです。

  • 抽象度が高いこと

  • 上下関係がないこと

  • 立ち止まれること

そもそも越境先では、越境学習者の役割や課題などがあらかじめ明確になっているわけではありません。そんななか、越境学習者はみずから仕事を取りまとめる必要があります。また、越境先と越境学習者はフラットな関係であるため、具体的な業務指示もありません。そのため、越境学習者はリーダーシップを発揮せざるをえなくなるのです。

そして、帰属先の組織や本業から一時的に離れることは、ホームの現状や仕事の進め方の見なおしにつながります。「そもそも、この作業は本当にいるのだろうか?」というように、固定概念やプロセスの打破が促され、専門性が熟達するきっかけになっていきます。

組織のカルチャーを変えるのは、個人による小さな越境学習の積み重ね

沢渡さん:とはいえ、越境学習は大手企業に限った話ではありません。それこそ僕は、「エブリバディ、越境!」と全国に発信しているのですが、個人が小さな越境学習を継続することで、得た学びが組織に浸透し、古いカルチャーを変える力となっていきます。

石山さん:例えば、PTA活動や学校行事などに参加することや、仕事で培ったスキルや経験を社会貢献に生かす「プロボノ」の活動、副業なども越境学習になりえますよね。

そして越境学習後の組織の変化度は、何万人と社員のいる大企業より中小企業の方が高いと思います。ある地方中小企業の事例を紹介しましょう。

株式会社ファンテックは、大阪府箕面市にある、くい打ちを中心とする基礎工事の会社。1978年設立で社員数は54名です。ホワイト企業の認定を受け、社員を大切にする会社でありながら、業界柄もあってコロナ禍の2年に20名もの社員が退職してしまいました。

同社の常務取締役である加藤直史さんは、採用活動に力を入れるかたわら、紙信仰の強い建設業務の省人化・自動化を進めようと考えます。未経験ながら、外部のプログラミング勉強会に飛び込み参加。そこで、多様な業界、職種、立場の人々からたくさんの励ましをもらいながら、アプリケーションの作成に成功します。

その勉強会で得た学びを社内で話したところ、興味を持った5名の社員がプログラミング勉強会に参加を申しでました。越境学習を経験したメンバーは、ほしかったシステムを自分たちでつくる楽しさに目覚め、自発的に社内勉強会を開くなどの行動が見られるように。気付けば社内に学びあい助けあう組織カルチャーが醸成されました。

そうした取り組みの結果、2022年度の退職者が大きく減少。今では、システム開発を軸とする子会社も設立され、他社との共創も広がりをみせているそうです。

今後ハマエツは、気軽に越境できるサードプレイスを増やしていきます!

東西交流の結節点として多様な人材を受け入れてきた浜松は、越境学習を心地よく体験できるサードプレイスが発展していく可能性を秘めています。特定の役割や目的に縛られず、誰もが自由に出入りできるコミュニティが、今すでに運営されています。

沢渡さん:浜松が越境学習の聖地として確立されることで、今後さらなるイノベーションが生まれていくでしょう。ハマエツは越境学習という浜松の新たな魅力を打ち立て、学びを起点とする交流と共創の文化を醸成していきます。Be Colorfull!

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これからの組織に求められるプロティアン・キャリアの在り方と越境学習の活用方法

終身雇用や年功序列を基本とする日本の伝統的な雇用制度がほころびを見せるなか、働く一人ひとりが自律的にキャリアを歩む重要性が増しています。

そんななか、越境学習などを通じて「キャリア資本」を蓄積し、環境の変化に応じて変幻自在にキャリアを描く「プロティアン・キャリア」の考え方が注目を集めています。

トークセッションの第二部には一般社団法人プロティアン・キャリア協会の代表理事、有山徹(ありやま・とおる)さんをお迎えします。個人のキャリア形成だけでなく今後の企業経営においても求められるプロティアン・キャリアの考え方と、越境学習の可能性について聞きました。

プロフィール|有山 徹

一般社団法人プロティアンキャリア協会 代表理事
4designs株式会社代表取締役CEO/ファウンダー

早稲田大学卒業、大手メーカーに就職後、経営コンサルティング会社を経て一部上場ITサービス、デジタル広告企業等での経営企画にて中期経営計画策定等の戦略策定やIPO・組織改革・ERPプロジェクト・M&A等の数多くの全社プロジェクトを推進。2019年7月に経営コンサルティング、組織改革、キャリア支援事業を行う4designs株式会社を起業。2020年3月一般社団法人プロティアン・キャリア協会を設立、代表理事に就任

沢渡さん:有山さんにまずお聞きしたいのですが、プロティアン・キャリアとは、どのようなキャリア観なのでしょうか?


有山さん:プロティアン・キャリアとは、ボストン大学のダグラス・T・ホール教授が1976年に提唱したキャリア理論です。変幻自在に姿を変えるギリシャ神話の神・プロティウスが語源で、社会や環境の変化に応じて変幻自在に形成するキャリアのことをいいます。

プロティアン・キャリア協会では、ホール教授の理論に法政大学の田中研之輔教授の研究成果をかけあわせて現代版のプロティアン・キャリアの理論を確立。体系化したフレームワークを全国の団体・企業に提供しています。

つづいて、これまでの伝統的キャリアとプロティアン・キャリアの違いを見てみましょう。

伝統的キャリアでは、キャリアは会社が与えるもの。個人は会社が用意した枠組みに沿ってステップアップを目指しました。キャリアの成果を測る指標は昇進や昇給であり、どれだけ組織に貢献したか、成果を出したかで評価が決まります。

一方のプロティアン・キャリアでは、キャリアは個人の生きたい方向性に合わせて変えられるものだと考えます。キャリアの成功を評価するのは本人であり、みずから決めた目標に対して最大限の努力をする過程で得られる「心理的成功(満足感や幸福感)」が指標となります。

組織を取り巻く環境は急激に変化しており、かつてのような右肩上がりの経済成長も期待できません。人生と仕事を充足できるように、自身の市場価値を見極めながら、個人みずからキャリアを切り拓く時代が始まっています。

そして今後は、これまでのように会社が人材を選ぶ時代から、人材が会社を選ぶ時代に移り変わっていくでしょう。個人の成長と自律を支援する会社こそ、人材から選ばれる組織となっていきます。

プロティアン・キャリアの形成に必要な要素と、従業員エンゲージメントを高める仕掛け

では、個人がプロティアン・キャリアを形成するうえで、どのようなことが必要になるでしょうか?

有山さんは、「アイデンティティ」(自分らしさ)と「アダプタビリティ」(適応する力)のバランスだといいます。

有山さん:アイデンティティとは、自分の価値観や欲求などを認知している度合いをいいます。キャリアを確立するためには、まず自分らしさを明確にする必要がありますね。

ただし、自分のしたいことが分かっていても、それが組織や社会から求められることでなければ仕事が成立しません。そこで、求められるスキルやノウハウを環境に適応させていくアダプタビリティも必要になります。

沢渡さん:ただ、ここまで聞いた方は「社員のキャリアを支援してばかりでは、“育っては辞める”流れができてしまうのでは?」と心配になるかもしれません。

有山さん:かならずしも辞めてしまうわけではなくて、個人が成熟してくると、所属組織をよりよくしたいと考えるようになります。それから、個人の心理的成功を支援できる組織は、個人との関係性もよくなっていきます。

沢渡さん:組織がプロティアン・キャリアに対応することで、従業員エンゲージメントを高められるのですね。


有山さん:そうですね。次の3つのアプローチを取ることで、個人と組織の関係性が深まっていきます。

  • 未来構想

  • 行動の蓄積

  • 組織開発

プロティアン・キャリアでは、キャリアの棚卸など過去を分析することよりも、たどり着きたい未来から逆算してキャリア戦略を描く「未来構想」に時間を費やします。また、昇進のタイミングや年次といった定点的にキャリア教育を受けるのではなく、日常的にキャリアを考え、小さな行動と学習を積み重ねていく継続の視点を大切にします。

そして、組織と個人はキャリアを介したパートナーの関係性であると考えます。双方の歩み寄りによってキャリアを育める組織を開発することで、個人から選ばれる会社に生まれ変わっていくのです。

大事なのは、個人にも組織内にもキャリア資本を蓄積するという考え方

有山さん:個人が豊かなキャリアを歩むためには、「キャリア資本」を蓄積するという考え方も重要になります。

「キャリア資本」とは、仕事を通じて個人に蓄積される目に見えない資産だと考えると分かりやすいでしょう。具体的には、次の3つに分かれます。

  • スキルや知識などの「ビジネス資本」

  • 業務上の人脈やコミュニティ参加などを通じて育まれる「社会関係資本」

  • そして、仕事を通じて得られる金銭的な対価の「経済資本」

日々の仕事を通じて、スキルや知識、人脈が貯まります。その結果、組織や社会に貢献できるようになり、その対価として経済資本を得られるのです。

有山さん:いつもと変わらない環境でいつも同じ仕事に従事していては、ビジネス資本と社会関係資本はなかなか増えません。やはり、越境学習にも取り組みながら、さまざまな集団とつながり複数業務に従事することが大切です。

沢渡さん:一人ひとりが越境体験を通じてキャリア資本を蓄積していくと、組織のなかにもイノベーションを生みだす力や課題解決力などが貯まりますね。海もあれば、山もあれば、都市部もあり。国土縮図型都市の浜松には、全国の課題も凝縮されているといえます。そんな浜松に越境してもらえば、その後に役立つキャリア資本が蓄積できると思います。

有山さん:仰るとおりだと思います。これからは、会社が一人ひとりの可能性をもっと信じて、個人のキャリア形成や自己実現を支援することが当たり前になってほしいと思います。

そのことが、組織と働き手のよりよい関係性につながっていきます。私たちもさまざまなプログラムを展開していきますので、機会を見つけてぜひ参加していただけるとうれしいです。

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「社員とともに次世代へシフトしたい」参加者の声とネクストアクション

トークセッションの後は、隣接する5、6名でグループをつくりディスカッション。越境学習の経験体験や、自身の所属先や地域への越境学習の取り入れ方などを話しあい、最後に「私の越境学習宣言」としてネクストアクションを書きました。

2名の参加者に感想をお聞きしました。


株式会社システック 取締役 坂田全弘さん

事業内容:ITシステム・アプリケーション開発、高速通信制御、技術者派遣
URL:https://www.systec.co.jp/

ーー最初に越境しようと思った理由は何ですか?

坂田さん:1976年の設立以来、半世紀近く会社が続いてきましたので、これまで自分たちが正解としてきたことを見つめなおそうと思ったことが理由です。

自分たちの「ホーム」しか知らないのは怖いことです。「いつの間にか世の中から孤立していた」ということのないように、弊社では経営者から管理職、若手まで、全社的に越境学習を取り入れています。

ーー全社で越境学習を取り入れているのは、具体的な効果を得られているからですか?

坂田さん:はい、新しい組織カルチャーが形成されはじめています。越境学習から帰ってきたメンバーが、自分たちでやりたいことを考え、行動してくれるようになりました。いくら会社が体系立てて「主体的にやってみよう」と研修したところで、社員の挑戦を促すのは大変です。越境学習なら、社員が行動レベルで変わるのを実感しています。

ーー坂田さんのネクストアクションを教えてください。

坂田さん:私のネクストアクションは、「自分の枠を超え、心をワクワクさせる『越境学習』を」です。自分の枠を超えつづけらられるように、より多くの社員を心がワクワクする越境学習に参加させてあげたいです。


株式会社オリオン工具製作所 代表取締役 大澄博之さん

事業内容:切削工具、超硬・ダイヤモンド刃物などの製造・販売
URL:https://orion-tool.co.jp/

ーー最初に越境しようと思った理由は何ですか?

大澄さん:最初のきっかけは、沢渡さんから「ダム際ワーキング」の案内をいただいたことです。おもしろそうだなと思い、気軽に出かけてみました。その後、ハマエツメンバーでもあるNOKIOOさんが主催する経営者勉強会にも参加して、いろんな業種・業界の方と交わらせてもらっています。

会社としては、つねに変化してイノベーションを起こしていくべきですが、どうしても過去の延長線上や業界の当たり前に縛られてしまうことを課題に感じていました

ーー越境学習を続けているのは、具体的な効果を感じているからですか?

大澄さん:そうですね。業界や環境を含めて自社と状況の異なる会社の経営者と話すことで、いろんな気付きが得られます。越境学習のようにフラットな場ですと、みなさんの課題やビジョンを共有してもらえるので勉強になりますね。

ーー大澄さんのネクストアクションを教えてください。

大澄さん:私のネクストアクションは、「社員に越境体験を。そして、社員の可能性を最大化する」です。今、越境学習に取り組んでいるのは私が中心ですが、今後は社員にも越境を体験してもらいたいですね。

素晴らしい個性と特技をもった社員がたくさんいるので、それぞれの可能性を拡張させて、それぞれがその人らしく輝いている組織をつくっていけたらと思います。


エブリバディ、越境!ハマエツでは、アクティブメンバーを募集しています

歴史あり文化あり、豊かな自然環境と都市機能が融合し、多くのベンチャーが育ってきた浜松。そんな浜松で多様な人材と出会い、共創してみませんか?

ハマエツでは、浜松地域への越境学習を啓発・促進するほか、地域に展開される越境学習プログラムを応援・見える化し、発信していきます。ハマエツ発のイベントも開催していく予定です。

越境学習に興味のある方は、ぜひ、アクティブメンバーへ登録ください。

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